私の主人はイギリス人ですが、60歳で私とともに日本に来るまで全く日本に来たことはありませんでした。
007の初代ジェームス・ボンドを務めたショーン・コネリー張りのハンサムだと人は言うけれど、そんなの生活に全くの所関係はないです。
と言うか、毎日その顔を見つめていると外国人と言う認識でさえ、どこかに飛んで行ってしまいます~。
で、時折素晴らしいことをやらかしてくれます。
昔の出来事で今も忘れることはできないのは
私の誕生日に仏花を一対買ってきて、クリニックのカウンター両脇に並べてくれた♪♪♪こと。
当時、借家住まいで仏壇が自宅にない頃で、そのために日常的に花屋の露天商さんから1個の仏花を買い求めて仏前に飾っていました。何を思ったのか、それがとても大事な花だと認識したらしく、同じ店に行き1個より2個がいいだろう、そして2個あるのならばカウンターの両脇に1個ずつ飾れば…と考えたのか、どうなのか。
新聞紙に包まれた二個の仏花を嬉しそうな顔をして持ち帰ってきた時点で?????
自分で花瓶を探してクリニックのカウンターに置いた時点で速攻撤去!!!!!!
そして仏花がいかなるものか、延々とレクチャー。
しかしその次の年の誕生日には巨大な菊の花束を買ってきてクリニックのカウンターに飾ってまたまた私に叱られ…
もう二度と私の誕生日に花を買うな!と釘を刺しました。
この数年はだいぶ日本のこともわかって奇矯なふるまいも消えた、と思っていたら今年のお盆に久しぶりにやらかしてくれました♪
8月15日、夕、先祖、父母を送ろうと準備をしていて、有名菓子店で買い求めていた送り団子がどこを探しても見当たらない。
もしやと思い、「白い丸いお団子を知らない?」と主人に尋ねるとにゃっと笑いながら自分の胃を指さした。
書かれている日本語は読めないし、読めたとしても理解できないし、主人の手の届くところに置いた私の失敗なんだけれど…。
また、やられた……。
念のため、これは主人ではありません。スイスの山岳地帯に棲むマーモットです。