さて昨日に引き続いてスードリー城ですが、この城に付随した教会に埋葬されているのは

キャサリン・パーと言いヘンリー8世の6番目、最後の妻です。

この方が彼の最初の奥様、キャサリン・オブ・アラゴン

  名前が示す通り、スペインの王女様。

実は彼女はヘンリー8世のお兄様に嫁いだのですが、お兄様が若死に。

そして弟たるヘンリー8世に再稼。

その理由は彼女が嫁ぐときに巨大な持参金をイギリスは受け取り、スペインに彼女が帰ることになるとそれを返さなければならないとか…

彼女とヘンリー8世の間には女児が誕生しますが、男児は生まれず

そのうちに彼女も年齢を重ねていきました。

で、次の結婚はこの女性アン・ボレイン。

彼女は最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンの侍女でした。

 彼女の姉もヘンリー8世の愛人でしたが、アン・ボレインは正式な結婚を要求します。彼女に夢中であったヘンリー8世は王妃キャサリン・オブ・アラゴンに離婚を要求しますが、王妃は離婚を承知しない。

ローマ法王に離婚、あるいはヘンリー8世との結婚は無効であった事を認めるように要求しますが、スペインの力の巨大さに恐れてローマ法王は離婚を認めない。

で、ヘンリー8世怒って、自分を最高位とするイギリス国教会を設立したと解説されていますが、真実は…

彼女は結婚後、すぐに女児を出産しますが(のちのエリザベス1世)やはり男児が生まれない。

で、またヘンリー8世が今度はアン・ボレインの侍女たるジェイン・シーモアに目移り…

しかし、今度はアン・ボレインが離婚を承知しない。

で、最終的にアン・ボレインはロンドン塔で首切りの刑に…

で、この方がジェイン・シーモア…

彼女は男児を出産しますが、出産後彼女はすぐに死亡。

一説によるとアン・ボレインが処刑されたのがショックだったとか…