と言うわけで、英語を話したいという大学教授に案内されてエフェソスの遺跡を見学しております。

 左は円形競技場跡?中央はどこかの門?? 右は世界最古の水洗トイレ???

  と大学教授の説明をろくに聞かずにふらふらしていた私なので、説明は話半分と言うことで…。

 でもやはり左の拡大図写真を見ると円形競技場あるいは劇場ですよね…。

  中央、右のような素晴らしい彫刻が道にゴロゴロして、しかし野良猫が多かった!!

そして有名なエフェソスの図書館

 

 そしてその遺跡見学の後に案内されたのはトルコ絨毯の直売店

 

 女性が絨毯を織っている部屋で、トルコ絨毯がいかに精巧な手仕事で織られているかの説明を聞き、

その後別室で、目の前で絨毯が飛ぶように広げられ、『さあ、買ってください!!』モード全開。

で、日本間にして6畳か8畳ぐらいの部屋用と思われる大きな絨毯が

次から次へと目の前で宙を飛んで広げられる中を

私が目を止めたのは鮮やかな青い色の模様もくっきりとしたかなり小ぶりの玄関マットもどきの絨毯。

『これが欲しい!!』と私が叫ぶ中でスタッフに戸惑いが…。

『これは売り物ではないのです。別の品物を…』

と言いながら、私の目をそらそうとまたもや大きな絨毯が次から次へと目の前に飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ…

この時にはもう主人も参戦してきていて

『彼女はこれ以外のものは欲しくない。これが欲しい、と言っている。』

と言う。で、主人が教授に私の素性を明かす。

日本人で日本の最高の医学部を卒業した医師であり、イギリスの医師ライセンスも所有している、と。

もともとトルコの人はエルトゥールル号の遭難以来親日家が多いのですよね。

でもこの瞬間に大学教授の態度が変わった!!!

今まで、何かわけのわからないどうしようもない奴、という目で見ていたのが尊敬のまなざしで熱い視線で私を見つめる。

そして買取交渉に彼も参戦と言うより彼と店スタッフとの戦いに変わってしまって…。

私はもうあほらしくなってじっと戦いを見つめているだけ…。

   (誰のせいでこの戦いが始まったことやら、と一人考えつつ…)

でもそうはいってもしぶる店のスタッフに、私贔屓に変わっていた教授が突然最後通牒を…。

『提示金額の半分で、送料も店の負担。でないと今後客を連れてきてやらないぞ。』と。

結果、ついに店側が折れた。

で彼が私に

『すり替えられたら困るから裏に何か印をつけなさい。』

とマジックを渡してきました。で崩し字で『五味』と書きました。

で、その絨毯は今私の家に鎮座しています。しかし少し問題が…。

うちのやんちゃ猫の皐月です…。

と思ったら主人がこれは皐月ではない美月だと…彼は今はもう庭に眠っています。

私の乳がん発病と同時に急に体調が悪くなって急死しました。

主人はもっと可愛い写真があるからということで、変更しろと主張しております

一応言う事は聞いておきます、と言うことでもう一枚写真の追加♪