しばらくの間政府の助成があり、

ある一定の年齢の男性が風疹の抗体検査を受ける事、そして抗体がないと判明すればワクチンを受けることがほぼ無料で可能でした。

その助成制度もほぼ終わりに近づき、抗体検査のままに放置されている方がワクチンを受けることのみ残されています。

私は金沢大学に在籍していた時、多分風疹に罹患したのではないかと推測しています。

当時、風疹に対しての情報はあまり世間に流れていず、体中に細かい発疹及び発熱があり皮膚科を受診したものの診断は確定しませんでした。

後に日曜救急センターを受診した時に同様の症状の方を多く見たことから、そして風疹の事、先天性風疹症候群について世間的によく口にされるようになったので

『あれは風疹に罹っていたのかも…』と推測しております。

今回、風疹の抗体検査が政府の助成で行われたのは、勿論胎児への感染を防ぐため、先天性風疹症候群を予防するためでしょう。

このワクチン制度ついて趣旨を患者さんと会話をしつつ

いつも私の頭の中を横切っていたのはイギリスの有名な推理小説作家アガサ・クリスティーの書いたある小説でした。

そのタイトルは

『鏡は横にひび割れて』

彼女の作品の中で取り立てて有名なものではありませんが、私の特に好きな作品の一つです。そのあらましを…

この状況下で誰がマリーナ・グレッグを殺そうとしたのか、と話は進んでいく。

映画監督たるマリーナの夫、彼らの秘書(マリーナの夫に好意を抱いているらしい?)、マリーナの養子達(既に成人している)、彼女の別れた過去の夫、もしくはその夫につながる人…。

或いはバドコック夫人を殺すのが目的?

でもそうなるとマリーナ・グレッグのグラスに薬物が入っていたことがおかしい…。

でも一番怪しいのはバドコック夫人の夫??でも善人みたいだけれど…、と言う具合に話は進んでいく…。

 

私がイギリスで大部分を過ごしたのはエクセターと言う街ですが、

その近くにトーキーと言う街がありここはアガサ・クリスティーの生誕の地です。

で、街を歩くと彼女の足跡をたずねることとなります。

街の随所にこのような表示を見ることができます。

そのトーキーに行ったときに滞在したホテルの雰囲気…。

   古き良きイギリスの香りを留めるホテルでとても素敵でした。

  これがトーキーの街の雰囲気、結構ゴージャスなホテルがたくさんあります。

   じつはこの写真、8月11日に撮影したものなのですが、海に入っている人はご覧の通り。

日本とは全く異なる情景です。

 イギリスに行って認識したのですが、かの地の海は青くないのです、黒いのです。

 そして水温はやはり低くて冷たい…。潮風に吹かれても日本の様に体がべたつくこともないし…。

実の所、初めてイギリスで過ごした時は私は夏でもずっと長袖を着ていました。そして夕刻になるとカーディガンを羽織ったりして…。

時には部屋のセントラルヒーティングをつけてそれでも寒いから部屋に付いているパネルヒーターに抱き着いていました。

今年のイギリスは異常気象みたいですが、当然エアコンなどはないので皆さんどうしているのでしょうか???

最後にとってもかわいい癒し系の写真を…盗み撮りしたので少しピンボケ気味ですが…。

『鏡は横にひび割れて』の犯人は後程…。