イギリスに滞在していた時に日本では考えられないような旅行ツアーを目にすることがありました。特に印象に残っているのは、西部戦線異状なしの舞台となっていた場所、シンドラーのリストの場面となった場所、アンネフランクのひそんだ家、アウシュビッツの場所、ドイツに残るアウシュビッツ同様の場所、と…。一度参加してみようかなと考えているうちに日本に帰国することになってしまったのが、残念ですが。

   イギリスから飛行機を使えばトルコまででも約3時間。ヨーロッパのほとんどの場所に簡単にいくことができます。また日本で見る地図はヨーロッパとアメリカ大陸の間が切れていて、その間の旅行の計画を立てるのは少し難しいですが、イギリスで見る地図はその部分がつながっていて、日本は本当に東の果て。対しイギリス人は気楽にカリブ海に出かけていきます。

  私自身もイギリスに滞在していた時には、その地の利を生かしてイタリアに行ったり、フランスに夜行バスで行ったりしていました。イギリスからイタリアに飛べば距離的に短いので、小さな飛行機で飛ぶことができ、したがって離着陸する滑走路も短くて済み、日本から飛ぶよりもはるかにベニスに近いところに降りることができるのです。また夜行バスにフェリーでドーバー港からカレー港に至り少しばかりデュマの三銃士の気分を味わったり…。目的はオルセー美術館。印象派の有名な私でも知っている絵画が数多く所蔵されています。元駅舎だったという建物もこじんまりしていて訪問しやすい美術館です。

で、前置きが長くなりましたがそんな日々の中でギリシアの小島めぐりをしようと考えて計画した旅について語っていきます♪♪♪