クリニックの休診日の水曜日、かねてより宿願だった高遠城址公園に花見に出かけました。
場所は長野県伊那市高遠町となります。自宅からの距離約380km。
酔狂で出かけるには簡単でない距離です。
高遠城址の後花見のために訪問する候補地ををいくつか探していて、まずリストに上って来たのは
岐阜県の根尾谷にある薄墨桜。こちらは日本三大古木の一つで、推定樹齢1500年とされています。
(後は福島県の三春の滝桜、これは1000年超、もう一つは山形県にある山高神代桜こちらは樹齢2000年超、ヤマトタケルが植えたと言われています。)
で、一度の旅行で両方を訪問するには車しか方法がないとの結論で、主人に
『運転してくれる?疲れた時には私も代わるから。』
と頼むと、快くいいよ、とのこと。
最大の目的は高遠城址なので、こちらをメインにして日程の選定、宿泊場所、ルートを決定していきました。
結果は…。
高遠城址は完璧に満開に当てることが事が出来たのですが、根尾谷薄墨桜はその頃には散ってしまいました(( ノД`)シクシク…。
長野県と岐阜県隣同士なのに、気候は随分違うみたい…。
仕方なく旅程の練り直し…。
細かい事を言っても主人は理解できないし、そのあたりの事は私に任せられています。
考えていた事は伊那市より遠方には足を伸ばさない事。
長野や松本の方までは行かないと…。
これは主人の負担を増やさないため。
古桜を見る関係でかなり、山中及び高遠城にしても城廻りの道はかなり狭そう、運転にストレスがかかりそう…。
と言うわけで決定したのは…
- 高遠城址公園
- 中曽根のエドヒガン桜
- 光前寺の枝垂れ桜
- 駒つなぎの桜
の四か所。
このうちまずなぜに高遠城址公園にそこまでこだわったか、と言うと…。
好きな作家、井上靖の小説、『化石』に高遠城の事が登場するのです。
偶然の計らいで自身の癌、余命が1年と知りながら
それを誰にも告げずに限りある人生を楽しむ主人公、そしてパリで彼と行動を共にするマルセラン婦人。
余命を知ったがゆえに人生の瞬間が限りなく美しいものに思われて、その美しさを楽しむ主人公。
思いがけず、日本にて手術可能なことが判明し、人生が継続することを知った時にあの美しい時間はもう戻って来なかった。
マルセラン婦人が日本に戻ってくることを知るも、あの美しい時の思い出が失われることを恐れて
日本を留守にする主人公。
マルセラン婦人が日本の思い出として、彼とともに訪れたい語るのが高遠城の桜なのです。
この話はDVDでも出ていて、主人公は佐分利信、マルセラン婦人は岸恵子で演じられています。
興味があればDVDで鑑賞して下さい。
もう一件、高遠城に行きたかった理由はあるのですが、それはまた書くとして
とりあえず、満開だった桜の花の写真を…。
ここにある桜はコヒガンザクラと呼ばれる品種でここ唯一ものとされています。












